年越し

つつがなく年末最大のイベントを乗り越え、戦友と酌み交わしたビールにほろ酔いの体には若干重く感じる戦利品を小脇に抱えつつも自宅へ向かう足取りは軽く
玄関を開ければそこには炬燵を囲み、紅白歌合戦を見ながら笑い声の絶えない幸せそうな家族の姿


帰宅した俺に気付いた祖母の
「お帰り」
という声で、寒空に冷えきった俺の体を暖かい空気が包み込む
美味しい料理と家族皆の笑顔があれば俺は間違いなく幸せだ、そう確信できる
自然と笑みが溢れてきた―――




っていう現実逃避を脳内で行いつつ無表情で無数の同人誌の荷分けと清算をしてたら除夜の鐘が聞こえる予定



練馬に明日辺り隕石落ちてこないかな?